防衛省 来年度予算案の概算要求 過去最大約8兆8000億円要求へ

防衛省は、防衛力の抜本的強化に向けて再来年度までの5年間に、あわせておよそ43兆円を支出するとしています。

4年目にあたる来年度予算案の概算要求では、およそ8兆8000億円を要求する方向で最終的な調整をしていることが分かりました。

これは8兆7000億円余りの今年度の当初予算を上回り、過去最大となる見通しです。

ドローンなどの無人機の配備を進め、空や海上、それに海中から多層的に沿岸を防衛する体制を構築する費用や、敵の射程圏外から攻撃する「スタンド・オフ防衛能力」の強化に向けた費用などを盛り込むことにしています。

また防衛力の抜本的な強化を実現するためには、人材の確保に取り組む必要があるとして、自衛官の処遇改善に向けた費用も盛り込む方針です。