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熱中症の発生場所 「道路」の割合が増加傾向 データ分析で判明

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神奈川県川崎市にある病院の救急現場では、連日、熱中症の疑いで救急搬送される患者が相次ぎ、ことしは5月から1日に平均3人ほど、今月に入ってからは多い日には6人ほどが運ばれてくるということです。

医師によりますと、救急搬送されてきた人は自宅からの高齢者が最も多いということですが、ことしは道路上で発見されて運ばれてくる若い人が例年より目立つということです。

この病院に先月運ばれてきた人の中には、20代の男性が、朝、出勤の途中に頭痛や脱力状態になって道路上に座り込んでいたケースがあったほか、配達員の30代の男性が、炎天下で4時間ほど配達をしたあと、バイクの運転中にめまいなどの症状が出て道路上で1時間ほど動けなくなったケースがあったということです。

医師によりますと、2人はいずれも前の日の夜から食事をせず、水分補給が十分でなかったため、脱水状態となり熱中症になったとみられるということです。

新百合ヶ丘総合病院救急センターの伊藤敏孝センター長は「特に都市部では、公共交通機関に乗る前や乗った後も歩かなくてはいけないので、若い人でも通勤途中などに道路上で熱中症になる人が多く重症化する可能性もある。搬送された人で『水分をとった』と話す人もいるが、話を聞くと全然、量が足りていない。暑さが続くので、食事や水分をしっかりとって規則正しい生活をするほか、外出中につらくなったら近くのコンビニなど涼しいところでこまめに休憩を取ってほしい」と話していました。

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