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今回の会談、具体的な進展があったとみればいいのか?
(国際部 田中デスク)
ウクライナが和平の実現に不可欠だとする「安全の保証」を巡り、トランプ大統領が関与を明言し、進展とも受け取れる展開もありました。
ただ「安全の保証」がロシアの侵攻を止め、ウクライナの望むものとなるのか詳細はこれからです。
ウクライナやヨーロッパの首脳らは今回の一連の会談や会合でことし2月のような激しい口論にならないように注意しながら、トランプ大統領に自分たちの考えや立場を伝えることに重点を置いたとみられます。
首脳らからは会談を評価する発言も相次ぎましたが、トランプ大統領から停戦を巡り「戦闘が続く間でも和平に向けた 交渉は進められる」とロシア寄りと受け止められる発言も飛び出し、立場に違いがにじみ出る場面もありました。
ロシアとウクライナの首脳会談が2週間以内に開催されるという発言もあったが、実現可能なのか?
(国際部 田中デスク)
ゼレンスキー大統領は「安全の保証」の内容が10日以内に決まるとの見通しを示していて、会談のスケジュールを意識したかのような動きも出始めています。
ただ実現の可能性は現時点では見通せません。
ロシア側はプーチン大統領がトランプ大統領との電話会談でウクライナとの協議のレベルを引き上げる案を話し合ったとするにとどめています。
プーチン大統領はこれまでゼレンスキー大統領の正当性を疑問視し、交渉相手としてふさわしくないとの主張も繰り返していただけに首脳会談に向けたロシアの出方も焦点となります。
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