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天皇皇后両陛下と愛子さま きょうから長崎訪問 戦没者を慰霊へ

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中村キクヨさん(101)は、21歳のときに爆心地から5.8キロ離れた長崎市小瀬戸町の自宅で洗濯物を干しているときに被爆しました。

中村さんに大きなけがはありませんでしたが、その日の夕方、自宅近くの砂浜には、ひどいけがをした学生たちが寝かされていて、水を求めながら亡くなっていった姿が今も目に焼き付いているといいます。

中村さんは、1967年に結成された被爆者団体の1つ、「長崎県被爆者手帳友の会」の立ち上げに関わり、中心メンバーとして被爆者への支援の拡充や核兵器廃絶を求めてきました。

そして、2006年の平和祈念式典では、「平和への誓い」を被爆者代表として述べ、白血病で次男を亡くした胸の内を、初めて公にしながら、戦争や原爆がもたらす悲惨さを訴えました。

100歳を超えたあとも、毎月9日の月命日には、長崎市の平和公園にある鐘を、平和を願って鳴らす活動に取り組んでいて、天候や体調によって参加することが難しいときには、自宅で小さな鐘を鳴らして、原爆で亡くなった人たちに思いを寄せているということです。

中村さんは、12日に両陛下や愛子さまと懇談する予定です。

みずからが経験した被爆の実態を伝え、改めて平和の大切さに関心が向くことを願っています。

中村キクヨさんは「私でいいのだろうかと、びっくりしましたが、今まで一生懸命、被爆者として運動を続けてきたご褒美と思って喜んでいます。天皇陛下に話をきいてもらい、戦争はだめだ、平和は大切だとお考えくだされば、これにこしたことはありません」と話していました。

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