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気象庁は台風15号の影響で静岡県で相次いだ突風などによる被害のうち、菊川市と御前崎市での現地調査の結果を公表しました。
それによりますと、菊川市半済付近で発生した突風と、菊川市神尾付近で発生した突風は、被害が帯状に分布していて、風向きも不規則だったと推測されることなどから、いずれも「竜巻の可能性が高い」としています。
被害状況からそれぞれ別の竜巻が発生した可能性があるということです。
看板が倒壊したり、針葉樹が根元から倒れたりしていることから、いずれも突風の強さを「0」から「5」までの6段階で判定する「日本版改良藤田スケール」と呼ばれる指標で、上から5番目の強さに該当する「1」だとしています。
菊川市西横地付近での突風は被害が1つの方向に広がっていたことなどから、積乱雲から冷たい空気が急激に吹き降ろす「ダウンバースト」か、冷たい空気の塊が地表付近で周りの空気を巻き上げながら突き進む「ガストフロント」の可能性が高いとしています。
一方、御前崎市で確認された屋根が浮き上がったり建物の外壁が剥がれたりした被害については、現地の状況や聞き取り調査から「突風とは確認できなかった」としています。
気象庁は、静岡県内の各地で発生した突風被害についてさらに詳しく分析することにしています。
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