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チャーリー・カーク氏は31歳。
保守系の政治活動家で、トランプ大統領を熱狂的に支持する「MAGA派」の若者の代表格としても知られています。
AP通信などアメリカのメディアによりますと、カーク氏は18歳だった2012年、「ターニング・ポイント・USA」という保守系の団体を創設し、若い世代に保守的な価値観を広げる活動を始めました。
各地の大学などを回って人工妊娠中絶への反対や、銃を所持する権利などを訴えて規模を拡大させ、団体のホームページによると、現在は全米3500以上のキャンパスで活動を行っているということです。
さらにカーク氏はポッドキャストやSNSで積極的に発信を行い、保守系の若者の間でカリスマ的な存在となりました。
去年の大統領選挙ではトランプ氏への支持を呼びかけ、若者票の取り込みに貢献し、勝利を後押ししたとされています。
トランプ大統領とカーク氏の関係について、有力紙ワシントン・ポストは「もともと良好だった2人の関係は大統領選挙のあと一層深まった」としたうえで、「トランプ氏が大統領に就任する前の政権移行期にはカーク氏は南部フロリダ州にあるトランプ氏の自宅の『マー・アー・ラゴ』にたびたび姿を見せ、時には閣僚の候補者に関する会議にも参加していた」と伝えています。
また、ことしの政権発足後もカーク氏はトランプ大統領や側近らと不法移民対策などについて意見を交わしていたとしています。
若者やトランプ政権に影響力のある政治活動家が銃撃され死亡した今回の事件をアメリカのメディアは速報や臨時ニュースで大きく伝えています。