This post was originally published on this site.
イスラエルは、ガザ地区北部にある最大都市ガザ市がイスラム組織ハマスの最後の砦になっていると主張し、2日間で高層の建物への攻撃を集中的に行ったとしています。
9日には、SNSなどを通じて、人口100万近くとされるガザ市のすべての住民を対象に退避通告を行い、身の安全を確保するため、「人道エリア」と称する南部のマワシに移動するよう指示しました。
また、ハマスが住民の退避を妨害した場合にはイスラエル軍に通報するよう求めています。
イスラエルは今後、ガザ市を制圧する方針を掲げていて、ネタニヤフ首相が8日のビデオ演説で「ガザの住民に告ぐ。そこを出て行け」と警告するなど攻勢を一段と強める構えを示しています。
ガザ市の制圧を行えば市民の犠牲がさらに膨らむとしてヨーロッパなど各国が非難しているほか、住民の大規模な退避についてはイスラエル国内の人権団体からも「ガザ地区の人道危機を深刻化させる」などと反対の声があがっています。
コメント