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吉行さんは、東京出身で高校在学中に劇団民藝の研究生となり、舞台「アンネの日記」で俳優としてデビューしました。
数多くの映画やテレビドラマで活躍し、1978年の大島渚監督の映画「愛の亡霊」に主演したほか、民放のドラマ「3年B組金八先生」などにも出演しました。
その後も、2013年から放送されたNHKの連続テレビ小説「ごちそうさん」では、主人公の祖母を演じ、近年は年齢を重ねた役で存在感を見せていました。
吉行さんは、エッセイストとしても活躍し、父の吉行エイスケさん、兄の吉行淳之介さんはいずれも作家で、妹が詩人の吉行理恵さんと文筆一家として知られました。
また、美容師だった母親のあぐりさんは、1997年に放送されたNHKの連続テレビ小説「あぐり」のモデルで、この作品に吉行さんも出演して話題になりました。
所属事務所によりますと吉行さんは、今月2日、肺炎のため亡くなったということです。
90歳でした。
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