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東京・目黒区にあるコメ店では、北海道から九州まで風味や食感の異なる60銘柄以上のコメを取り扱っていて、8月中旬からは新米の販売も始めました。
ことしは仕入れ価格が例年の1.5倍から2.5倍と高くなっていて、8日に店頭に並べられた新米のうち最も高いものは1キロあたり1360円、5キロでは6800円で販売されていました。
このため、消費者の買い控えが見込まれるとして、例年のこの時期は7つほどの銘柄の新米を入荷するところ、5つに減らし、さらに、入荷する量も例年の半分ほどに抑えているということです。
店では、高値の背景にはJAが生産者に仮払いする「概算金」が引き上げられたことがあるとみていて、現在の取引先のうち、4分の1ほどは価格の交渉が折り合わず、仕入れ自体を断念せざるを得ない状況だということです。
コメの販売店「スズノブ」の西島豊造社長は「このまま高騰が続けば、消費者が外国産米に流れたりコメ離れをしたりして、コメの価格が暴落することもありえる。店としては高価な銘柄米の在庫を抱え込むリスクを考えると扱う銘柄や量を制限せざるを得ず、頭を抱えています」と話していました。
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