コメ価格 3か月見通しの指数 上げ幅最大に 猛暑の影響懸念も

全国のスーパーで8月31日までの1週間に販売されたコメの平均価格は、5キロあたり税込みで3891円と前の週より115円値上がりしました。

農林水産省は備蓄米より価格が高い新米の販売が進んでいることが主な要因だとみています。

農林水産省は、全国のスーパー、およそ1000店でのコメの販売価格を毎週まとめ、発表しています。

それによりますと、先月25日から31日までの1週間に販売されたコメの平均価格は、5キロあたり税込みで3891円と前の週より115円値上がりしました。

値上がりは2週ぶりです。

その主な要因について農林水産省は備蓄米より価格が高い新米の販売が進んでいることをあげています。

コメの販売量を見ると、産地と品種が単一の銘柄米は61％、備蓄米を含むブレンド米などは39％で、銘柄米の割合が前の週より6ポイント増えました。

平均価格は銘柄米は5キロあたり税込み4272円と前の週と変わらなかった一方、ブレンド米などは3285円と、前の週より126円値上がりしています。

農林水産省は、全国のスーパーのコメの平均販売価格について、2週間前の情報をこれまで原則、毎週月曜日に公表していましたが、早く集計できるようになったため今回から前の週の情報を原則、毎週金曜日に公表することになりました。

あわせて公表された、全国のスーパーやドラッグストアなどおよそ6000の店舗で8月31日までの1週間に販売されたコメの平均価格は、5キロあたり税込みで3586円と、前の週から87円上昇しました。