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A. 電気柵は、まずは適切に設置していただくということが大事です。
地上から20センチの高さに1本目を張るというような、必ずクマに適した張り方をしないと、せっかく張ったのに侵入されてしまいますし、『電気柵効かないんじゃないか』というような雰囲気になるかと思いますので、まずはクマ用の張り方をしっかりとしていただくことが大事だと思います。
ただどうしても、川沿いや道など、電気柵だけでは防げないような場所も必ず出てくると思います。
そういった場所からの侵入は100%防ぐというのは難しいかもしれません。
まずできるところはしっかり対策をしていただいて、万一侵入してしまった場合に対して、地域でしっかりと侵入してきた個体を追い払うとか、捕獲するとか、そういった緊急的な対応をしっかりできるような体制を整えておくことも重要かなと思います。
8月前後の時期は、山の中で冬眠前のクマの食べ物となる木の実などがない時期である一方、畑では農作物や果樹が実りの時期を迎えていて、どうしても誘引されてクマが出てきてしまいます。
まずは、誘因物があるようなところはきっちりと電気柵で囲っていただくということが必要だと思います。
また、いくつかの町で取り組みがあると思いますが、小さな集落であれば集落を丸ごと囲むというようなことも大事だと思います。
特に過去に侵入してきた場所は把握できていると思いますので、そういうところは重点的に、手厚く柵を設置していくというようなことが必要だと思います。
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