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アメリカのメディア、ブルームバーグは19日、連邦住宅金融局の局長がFRBのクック理事について住宅ローンを有利な条件で借りるために書類を偽造した疑いがあると主張し、司法省に捜査するよう求めたと伝えました。
トランプ大統領は20日、自身のSNSでこの記事を引用し、「クック理事は今すぐ辞任しなければならない」と投稿しました。
クック理事はバイデン前大統領の指名を受けて3年前に就任しました。
トランプ大統領はこれまでFRBに対して繰り返し利下げを要求していて、ブルームバーグは、今回の辞任の要求でFRBへの圧力を一段と強化したと伝えた上で、クック理事が辞任した場合、利下げを支持する人物を後任に指名する可能性があるとしています。
これを受けて、20日のニューヨーク外国為替市場ではFRBの独立性がいっそう脅かされることへの懸念などからドルを売って円を買う動きが進み、円相場は一時、1ドル=146円台後半まで円高ドル安が進みました。
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