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関係者によりますとフィリピン海軍が視察したのは、長崎県にある海上自衛隊佐世保基地に所属する「あぶくま」型の護衛艦「じんつう」です。
「あぶくま」型は全長が109メートル、基準排水量が2000トンで、艦艇に対処するミサイルなどを搭載しています。
現在、「じんつう」を含めて6隻あり、防衛省は今後、省人化した護衛艦への切り替えを進め、6隻すべての退役を予定しています。
この「あぶくま」型についてフィリピン海軍は調達を検討していることを明らかにしていて、自国の海域での運用に適しているとしています。
関係者によりますと実現に向けて日本側も働きかけを行っているということで、中国を念頭に連携を強化するねらいがあるとみられます。
防衛装備移転三原則では、護衛艦など殺傷能力がある武器はそのままの輸出は制限される一方、他国との共同開発・生産の場合は輸出が認められていて、防衛省は移転三原則との整合性など検討を続けているということです。
防衛装備品の輸出をめぐっては、今月、海上自衛隊の最新鋭の護衛艦「もがみ」型をベースにした共同開発の提案がオーストラリアに選定されています。
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