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その結果、現在の気候条件では、今回のような高温の発生確率がおよそ3.2%と、31年に1度程度の確率で起こりうるものだったのに対し、温暖化が進んでいない場合、発生確率はわずか0.0087%で、1万1472年に1度程度となりました。
このため「地球温暖化の影響がなければ、この高温はほぼ起こりえなかった」と結論づけました。
また、北日本の高温についても先月18日から26日を対象に同様に分析したところ、現在の気候条件では発生確率が28年に1度程度なのに対し、温暖化が進んでいないと仮定した場合は955年に1度程度で、地球温暖化によって高温のリスクがおよそ34倍になったとしています。
こうした「イベント・アトリビューション」という手法は個々の気象現象について地球温暖化の影響を数値で示すことができることから世界的に注目されています。
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