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大阪・関西万博 運転見合わせで帰宅困難 協会「情報発信課題」

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博覧会協会によりますと、13日夜、大阪メトロから、中央線のコスモスクエア駅と大阪港駅との間で列車の運行が停止したという連絡が入ったのは、午後9時半ごろ。当時、会場と夢洲駅周辺にはおよそ3万人の来場者が滞留していたということです。

協会は、駅周辺での雑踏事故を防ぐため、午後9時45分に万博会場内のアナウンスで東ゲートからの退場を制限していることを伝え、午後10時5分から会場内へ客を戻す対応を行ったということです。

そして、午後10時10分に大阪メトロが夢洲駅と次の駅の間で折り返し輸送を開始したことから、規制を行いながら来場者を駅に誘導。ただ、折り返し輸送についての会場内でのアナウンスは、夢洲駅に人が殺到するのを防ぐため、その時点では行わなかったということです。

その後、夢洲駅での滞留が落ち着いてきたことを確認し、14日午前1時30分ごろに会場内のアナウンスなどで、中央線の夢洲駅から1つ隣のコスモスクエア駅まで運行していることや、コスモスクエア駅からはニュートラムや四つ橋線で西梅田駅まで運行していることを情報発信しました。

協会は、当初、すぐに中央線の運転が再開するという認識でしたが、運転見合わせが長引く中で帰宅困難者が出ていたため、14日未明に災害レベルに準じた対応に切り替え、パビリオンや団体休憩所などを開放したり、午前4時ごろから飲料水を提供したりしたということです。

その後、中央線は午前5時25分に全線で運転を再開しました。協会によりますと、午前7時前にはすべての来場者の退場を確認しましたが、帰宅困難となった人の数は把握できていないということです。

大阪・関西万博では、開幕直後の4月にも、中央線の運転見合わせで帰宅する来場者が滞留して問題になり、今回は、帰宅が困難になった人たちに会場内で待機する場所を開放するなどしました。ただ、来場者へのアナウンスや飲料水の提供のタイミングが遅かったという指摘もあり、協会は対応を検証するとしています。

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