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【解説】米ロ首脳会談を終えて ウクライナ情勢はどうなる?

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Q. ウクライナの停戦に向けて前進できるかが焦点でしたが、改めてどう見ているか。

A. 残念ながら、具体的な進展は、ほとんどなかったと言わざるを得ません。共同会見では、トランプ大統領もプーチン大統領も停戦について言及はありませんでした。さらに、トランプ大統領とプーチン大統領、ゼレンスキー大統領の3者会談の開催についても具体的な発表はありませんでした。

一方で、プーチン大統領にとっては、大きな得点になったように思います。プーチン大統領は、軍事侵攻後、西側諸国の制裁によって国際社会から孤立してきました。ところが、世界中のメディアが注目する中、トランプ大統領と直接会談を行ったうえ、トランプ大統領の専用車に同乗するという破格の厚遇を受けました。プーチン大統領は「孤立している」という自身への見方が大きく転換し、「世界の重要な問題はロシア抜きでは決めることができない」と印象づけられたと考えているはずです。

アメリカの有力紙、ワシントン・ポストは「会談はプーチン大統領の存在感を高めただけだ」と厳しく評価しています。

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