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静岡県内で被害が相次いだことを受けて、8日静岡県の災害対策本部の会議が開かれ、鈴木知事は避難が長期化するおそれがあるとして、被災者の支援や復旧に向けて必要な対策を速やかに実行するよう指示しました。
8日午後2時現在の県のまとめによりますと、けが人は89人で、重傷が牧之原市と吉田町でいずれも4人のあわせて8人、軽傷が牧之原市で70人、吉田町で7人、焼津市で2人、伊東市と浜松市でそれぞれ1人ずつのあわせて81人です。
住宅の被害も相次ぎ、全壊と半壊、一部損壊はあわせて1336棟にのぼっています。
内訳は全壊が牧之原市と吉田町でいずれも1棟、半壊が牧之原市で107棟、吉田町で5棟、伊東市で3棟、焼津市で2棟、一部損壊は牧之原市で936棟、焼津市と吉田町でいずれも92棟、菊川市で70棟、掛川市で21棟、御前崎市で6棟となっています。
避難所も一部で設けられ続けていて、牧之原市では9世帯23人が避難しています。
災害対策本部で報告を受けた鈴木知事は「特に牧之原市や吉田町では大きな被害となっており、引き続き被害状況の把握に努め県をあげて必要な対応を速やかに実行するようにお願いする。避難が長期化するおそれがあるので、被災者の健康に配慮し災害関連死などの防止を図ってほしい」と指示しました。
また、県は牧之原市からの要請を受け、熱中症の対策で住民の健康状態の確認を強化するため8日から10日まで、県の保健師を1日あたり10人派遣するということです。