発表によりますと、「三井化学」、「出光興産」、それに「住友化学」の3社はスーパーのレジ袋や、自動車向けのバンパーの原料となる、「ポリオレフィン」の事業を統合します。
すでにある「三井化学」と「出光興産」の合弁会社に「住友化学」が合流する形で、来年4月の事業統合を予定しています。
統合後の出資比率は、三井化学が52%、出光興産が28%、住友化学が20%となります。
「ポリオレフィン」は、人口減少に伴って国内の需要が落ち込む一方、中国の過剰な生産を背景に市況の悪化が続いていて、生産設備を集約するなど、合理化を進め、競争力を高めることがねらいだとしています。
国内の石油化学事業をめぐっては大手メーカーの間でさまざまな化学製品の基礎原料となる「エチレン」の生産設備を集約するなど、合理化を進める動きが広がっています。
コメント