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警視庁によりますと、被害者の女性は8月29日の未明に東京 港区の交番を訪れ、交際相手だった容疑者について「別れ話をしたら暴力を振るわれた」などと相談していました。
警視庁は双方から話を聞きましたが、客観的な証拠が乏しい上、女性は被害届を提出しなかったということです。
このため、防犯指導を行った上で女性を容疑者が知らない安全な場所に避難させる対応を取りました。
一方、容疑者に対しては女性に連絡を取ったり近づいたりしないよう、口頭で指導を行ったとしています。
その際、容疑者は「大阪に行く」と話したため、警察官が東京駅まで付き添い、見送ったということです。
しかし、その翌日の8月30日、女性の自宅マンション付近で「不審者がいる」と110番通報があり、警察官が駆けつけたところ、容疑者がマンションの周辺をうろついているのが見つかりました。
警視庁は容疑者に対して再び口頭で指導を行うとともに韓国へ帰国するよう促し、30日の午後1時ごろ、成田空港の保安検査場を通過するまで見届けたとしています。
事件が起きたのはその2日後で、保安検査場を通過して以降の容疑者の足取りはつかめていなかったということです。
今回の対応について、警視庁の人身安全対策課は「現時点で、警察としては被害者の意向を踏まえつつ、安全確保に向けた措置を講じたと考えているが、事件に至る経緯などについては今後の捜査で解明されるものと考えている」とコメントしています。
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