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石井章元参議院議員を詐欺の罪で在宅起訴 東京地検特捜部

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【現況届出していない時期も】
石井元議員は、国会の事務局で公表される公設秘書の名前などを記した「現況届」という書面を一時期、提出していなかったということです。

国会議員は、公設秘書を採用した際に「採用届」を国会に提出することが法律で定められていて、これに基づいて給与が支払われますが、「採用届」は非公開となっています。

国会議員が秘書給与をだまし取る事件が相次いだことを受け、2004年4月、透明性を確保するために与野党による申し合わせが行われ、国会議員は「採用届」とは別に「現況届」を提出することになりました。

「現況届」は、公設秘書の氏名や勤務地などを記載した書面で、会派を通じて国会に提出され、衆議院と参議院の事務局で公表されています。

ただ、「現況届」の提出は法律で定められてはおらず、あくまで申し合わせによるもののため出さなくても罰則はありません。

【現況届提出なしケースほかにも】
NHKが衆議院と参議院の事務局で公表されている「現況届」を確認したところ、国から給与が支払われている公設秘書のうち、衆参合わせて140人分が、今月上旬の時点で公表されていなかったことがわかりました。

事務局によりますと、
▽今月、給与の支払いを受けた公設秘書は、衆議院と参議院で合わせて1945人いましたが
▽今月上旬の時点で「現況届」を確認できたのはそれより140人少ない1805人でした。

140人分については、国会議員がそもそも現況届を提出していないか、とりまとめる会派が国会側に出していないことが考えられます。

国会の事務局では、「採用届」と「現況届」を一緒に渡し、提出を呼びかけるなどしているということですが、与野党の申し合わせが徹底されているとはいえない実態が浮き彫りになりました。

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