林官房長官は10日午前の記者会見で、首都モスクワや極東のウラジオストクなどロシア国内の6か所に設けられている「日本センター」についてすべて閉鎖することを決定し、ロシア側に外交ルートで伝えたと明らかにしました。
ロシア国内や日本とロシアを取り巻く状況が変化していることや、センターが歴史的な役割を十分果たしたことなどを総合的に判断し、ことし1月、ロシア政府が日本との間で交わしたセンターの運営に関する覚書の適用を終了すると発表したことも考慮したと説明しました。
また、ことし7月と先月、ウラジオストクのセンターにロシア内務省の職員が訪れ、職員への事情聴取を含む立ち入り検査などを行ったことを明らかにし「政府としてロシア側に対し、日本センター職員の安全確保を求めるなど状況の適切な管理に努めている」と述べました。
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