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総務省消防庁が30日に発表した速報値によりますと、全国で熱中症により病院に運ばれた人の数は、ことし5月から9月28日までの累計で10万143人となりました。
調査期間が5月からの5か月間に広げられた2015年以降、累計の搬送者数が10万人を上回るのは初めてです。
また、過去最多だった去年の9万7578人を2500人余り上回っています。
搬送された人のうち、
▽亡くなったのは116人
▽入院が必要な「重症」や「中等症」が合わせて3万6448人
▽「軽症」が6万3198人でした。
年齢別では、
▽65歳以上の高齢者が5万7235人と半数以上を占めたほか、
▽18歳以上65歳未満が3万3955人、
▽7歳以上18歳未満が8420人、
▽7歳未満が533人でした。
また、場所別では
▽住居が3万8144人と最も多く、
▽路上が1万9718人、
▽屋外の競技場や駐車場などが1万2132人、
▽工事現場や工場などが1万536人となりました。
都道府県別にみますと、最も多かったのは
▽東京都で9309人
次いで
▽大阪府で7175人
▽愛知県で6630人
▽埼玉県で6131人となり、
▽北海道では前年の同じ時期のおよそ1.7倍にあたる2718人に上りました。
総務省消防庁は今シーズンの搬送者の総数を10月下旬ごろに公表する予定です。
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